CBDビギナーズガイド:CBDの摂取量について

"CBDはどのくらい摂取するべきか?"

残念ながら、この質問に決まった答えはありません。私たちはそれぞれ固有の生理機能を持っていますから、人によってそれぞれ異なるのです。身長、体重、体脂肪、そして耐性などは、CBDの適量を判断する要因のほんの一部に過ぎません。

それでは、みなさんにとってのCBDの適量についてお話しする前に、少し復習してみましょう。


CBDとは?

CBD の説明

CBD

CBDは、カンナビジオール[1]とはヘンプから取れる化合物です。CBDは多数存在するカンナビノイドと呼ばれる植物成分の1つであり、大麻草が持つ100以上のカンナビノイドのうち、THCと並んで最も主要なカンナビノイドです。[2]

THC の説明

THC

THC(テトラヒドロカンナビノール)は、精神作用を持つカンナビノイドです。つまり、「ハイ」の状態になります。"マリファナ"という呼び名は、THCが0.3%以上含む大麻草に使用されます。



THCの含有率が0.3%以下の大麻草は"ヘンプ"と呼ばれます。あなたが購入するCBD製品は、ヘンプ由来のCBD製品です。ヘンプにはTHCはほとんど含有されず、CBD自体には精神活性特性がないことから、CBD製品を使用しても陶酔作用はありません。

"ハイ"になることはありませんが、CBDには多くの健康への利益があります。これは、身体のエンドカンナビノイドシステムとの相互作用によるものです。[4]
エンドカンナビノイドシステム[5]は特に中枢および末梢神経系、そして他身体の様々なシステムを制御します。エンドカンナビノイドシステムは、気分、記憶、食欲、睡眠、痛み、炎症の制御などといった、極めて重要な機能をサポートしています。

私たちの身体は、受容体と相互作用し、これらのシステムを最良の状態にする独自のカンナビノイド(内在性カンナビノイド)を生成します。CBDやその他のカンナビノイドはこの内因性カンナビノイドと似た働きをします。CBDの場合、この相互作用は上述したような機能を制御・調整する身体の能力を助け[6] 、まさに無限の健康の可能性を与えてくれるのです。[7]


バイオアベイラビリティとは?

CBDが何であるかご説明しましたので、次は、CBDがどの程度身体に吸収されるかをご説明します。これはバイオアベイラビリティと呼ばれています。

もう既に、私たちの身体は個体差があり、CBDに対して固有の反応をすることについてお話ししました。しかしバイオアベイラビリティに影響する要因は他にもあります。

その中の1つには、摂取方法があります。例えば、CBDベイプエディブルに比べ、より高いパーセンテージでCBDを吸収することができます。これは、エディブルが体内で吸収する前に消化器官を通過するからです。そして、同じ理由で、エディブルから摂取するCBDはより長く身体の中に留まります。
ベイプとCBDティンクチャーの舌下摂取は、エディブルやカプセルなどよりも効果が早く、その代わりに持続時間は長くありません。
エディブルとは、食べるタイプ(ティンクチャー、カプセルなど)の製品のことです。

CBD製品のバイオアベイラビリティを知ることで、どの程度摂取するべきかわかるようになるのです。


CBDの吸収率に関する要因には、CBD製品の強さ(パッケージに記載された有効成分のミリグラム数を確認してください。)や、CBDの種類によります。
CBDの種類には、「フルスペクトラムCBD」「ブロードスペクトラムCBD」「アイソレートCBD」があります。


CBDの過剰摂取はあるのか?

CBDの摂取量について掘り下げていくために知っておきたい最後の疑問は「CBDの最大摂取量」についてです。
WHO[8]によると、1日1500mg程度のCBD摂取であれば安全であると言われています。1回の摂取量が25から50mgだとすると、よほど頑張らないとそこまで摂取できませんね。

しかしながら、新しいサプリメントを試す時には適量を知っておくのが良いでしょう。CBDfxでは、十分な情報を得た上で摂取できるよう、医師との相談を勧めています。副作用の可能性を最小限にするためにも、薬を飲んでいる場合には、かかりつけの医師や薬剤師と相談しましょう。

弊社の提携の医師に相談される場合は、会員登録後に指定のフォーマットからお問合せください。




自分にとっての適量を知るために

CBDとは何なのか、身体への吸収率、最大摂取量についてご説明しました。結論、あなたにとっての適切なCBD摂取量とは何なのでしょう?

この答えはみなさん自身にあります。全ての人は違った生理機能を持っており、それは身長やBMI、体重、耐性やその他多数の要素に起因します。CBDの作用はそれぞれ異なり、それはCBDに限ったことではなく、その他の健康食品やサプリメントにも言えることです。

CBDfxからの最善のアドバイスは、ゆっくり始めること。
はじめは推奨量の半量かそれ以下にしてみましょう。例えばCBDグミを試すとして、推奨量が25mgのグミを2つだとしたら、1つからはじめましょう。
また、初めてCBDティンクチャーを使用してする場合、パッケージに記載されている推奨量が1mLなら、最初は半分か1/4からスタートしてみてください。

コツは、みなさんにとって効果の現れる量がわかるまで、少しずつゆっくり摂取量を増やしていくことです。

CBD製品のラベル表示方法には、統一性がないということも知っておきましょう。
持っている容器に「1つのカプセルに25mg」と書いてあることもあれば、「CBD 750mg」としか記載がないこともあります。
自身が求めている効果に対する具体的な摂取量に注目しましょう。また、1回の摂取量あたりのCBD量(通常はミリグラム)なのか、製品全体のCBD量なのか、細心の注意を払ってください。

また、何も体感がないからといってすぐに追加で摂取するのは避けましょう。効果を感じた時、最初に摂取した量での効果なのか、2回目に追加で摂取した量で得た効果なのかわからなくなってしまいます。また、不必要に耐性を作ってしまうことになりかねません。最小限の摂取量で、最大の効果をもたらす”スイートスポット”を見つけるには、それなりに時間が必要です。量は少なめから、ゆっくりとスタートし、もし効果を実感できないのなら、恐れずに量を増やしていきましょう。


CBD摂取量算出方法

体重:

kg

効果:

CBDの推奨摂取量:

0 mg

この記事がみなさんの「CBDへの旅」の役に立てるのであれば光栄です。CBDfxでは他にも勉強になる興味深いブログ記事をたくさん投稿していますので、ぜひ読んでみてください。また、ご不明な点は遠慮なくお問い合わせください。みなさんのCBD体験を全力でサポートいたします。

原文:https://cbdfx.com/cbd-dosage-how-much-should-i-take/


  1. Felton, Kathleen. “Every Question You Have About CBD—Answered.” Health.com,
    https://www.health.com/condition/chronic-pain/what-is-cbd. Updated 12 December 2019.
  2. Holland, Kimberly. “CBD vs. THC: What’s the Difference?” Healthline.com,
    https://www.healthline.com/health/cbd-vs-thc. Updated 20 July 2020.
  3. Ferguson, Sian. “Hemp vs. Marijuana: What’s the Difference?” Healthline.com,
    https://www.healthline.com/health/hemp-vs-marijuana. 27 August 2020.
  4. Zou, Shenglong and Kumar, Ujendra. “Cannabinoid Receptors and the Endocannabinoid System: Signaling and Function in the Central Nervous System.” International Journal of Molecular Sciences,
    https://www.mdpi.com/1422-0067/19/3/833. 13 March 2018.
  5. Raypole, Crystal. “A Simple Guide to the Endocannabinoid System.” Healthline.com,
    https://www.healthline.com/health/endocannabinoid-system. 17 May 2019.
  6. Bauer, Brent A. “What Are the Benefits of CBD — And Is It Safe to Use?” Mayo Clinic,
    https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/consumer-health/expert-answers/is-cbd-safe-and-effective/faq-20446700. 18 December 2020.
  7. Moltke, Julie and Hindocha, Chandni. “Reasons for Cannabidiol Use: A Cross-sectional Study of CBD Users, Focusing on Self-perceived Stress, Anxiety, and Sleep Problems.” Journal of Cannabis Research,
    https://jcannabisresearch.biomedcentral.com/articles/10.1186/s42238-021-00061-5. 18 February 2021.
  8. Uncredited. “World Health Organization Reports CBD Oil Is Generally Safe.” Resources to Recover: Gateway to Mental Health Services,
    https://www.rtor.org/2019/07/05/who-report-on-cbd-oil/. 5 July 2019.


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