カンナビノイドとは?- CBD、CBG、CBN、CBC
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大麻草には、120種類以上のカンナビノイドと呼ばれる植物成分が含まれますが、CBDはそのカンナビノイドの一つです。実は、私たちの身体も体内でカンナビノイドを作り出しているんですよ!
カンナビノイドの働き、ヘンプからどのように抽出されるのか、健康へのベネフィットなど、大麻草の科学を少し掘り下げてみてみましょう。
カンナビノイドの由来は?
大麻草(カンナビス)から抽出される特徴的な植物成分がカンナビノイドです。マリファナもヘンプも大麻草ですが、ヘンプは、THCが0.3%未満しか含まれず、一方で、THCを30%と高濃度に含むのがマリファナです。THCは多くの国で規制物質になっています。
本ブログでご紹介するCBDとは、産業用ヘンプから抽出されたCBDを意味します。
植物カンナビノイド
大麻草には120種類以上のカンナビノイド(植物カンナビノイドとも呼ばれます)が含まれますが、一体どうやって植物で作られるのでしょうか?
カンナビノイドは「トライコーム」と呼ばれる植物の表面にある毛状突起で作られます。トライコームの役割は、外敵、過酷な環境、カビなどの脅威から植物を守ります。カンナビノイドは、ヘンプが生き伸びるための防壁となり、守ってくれる兵士なのです。
体内で作られるカンナビノイド
私たちの身体でも、エンドカンナビノイド(内因性カンナビノイド)と呼ばれる物質が作られます。
哺乳動物にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)という機能が備わっており、末梢神経、中枢神経、免疫機能、その他の重要な機能と密接に関係しています。ECSは身体の恒常性を維持していますので、この機能が乱れると、睡眠、痛み、食欲、気分、記憶、ストレス反応など多くの機能が影響を受けます。
身体で作られる内因性カンナビノイドは受容体に結合する伝達物質です。神経機能にはCB1とCB2という受容体があり、これらの受容体が神経に信号を送り、様々な機能が働きます。ECSは身体の機能を管理し、全てが正常に機能しているかを管理しているのです。
カンナビノイドがECSにどのように働くのか?
興味深いことに、身体で作られる内因性カンナビノイドとヘンプで作られるカンナビノイドは似たような働きがあります。ヘンプで作られるカンナビノイドは全く同じように受容体に結合はしませんが、身体に信号を送り正常に働くよう促します。
例えば、CBNのようなカンナビノイドを摂取すると、睡眠を誘発するような内因性カンナビノイドと特性が似ているため、身体に睡眠の時間だと思わせることができるのです。
カンナビノイドの種類
それでは、いくつかのカンナビノイドについてみていきましょう。
CBD(カンナビジオール)はTHCと並び、主要なカンナビノイドの一つです。CBDはECSと相互に作用し、中枢神経系と末梢神経系を強化します。気分、記憶、睡眠、食欲、痛み、ストレスなど、様々な機能のサポートを意味します。
THCはいわゆる”ハイになる”カンナビノイドです。THCが影響を与える領域は、記憶、運動、快楽、認知反応、感覚と時間の知覚です。ヘンプに含まれるTHCの含有量は極めて微量で、精神作用はないため、ハイになることもありません。
※日本に輸入される製品に含まれるTHCは非検出レベルです。
CBGは”カンナビノイドの母”と呼ばれています。CBGの酸性型であるCBGA(カンナビゲオール酸)から全てのカンナビノイドが作られるからです。
CBGの様々な研究も実施されており、結論づけはされていませんが、炎症性腸疾患(IBD)、緑内障、細菌感染などへの良い働きが期待されるかもしれないと考えられています。
日本臨床カンナビノイド学会のサイトにも、CBGの薬理学的症例について日本語で読むことができます。
カンナビゲロール(CBG)の薬理学的症例(総説)
THE PHARMACOLOGICAL CASE FOR CANNABIGEROL (CBG)
私たちの身体では、アナンダミドと2-AGと呼ばれる内因性カンナビノイドが作られますが、CBGはヘンプで作られる物質ですが、内因性カンナビノイドと似たような働きをします。
CBGは、脳、血管系、肺などのCB1受容体と結合し、免疫系、骨、生殖器系に見られるCB2受容体とも結合します。
CBDとCBGを併せることで、アントラージュ効果が生まれ、両方のカンナビノイドの効果が増加することから、CBG単体で使用するというよりも、CBDなどの他のカンナビノイドと併せて使用すると良いでしょう。
CBDfxのソフトジェルカプセルは、1粒にCBDを25mg、CBGを3mg配合しているブロードスペクトラムです。
カプセルの良いところは、摂取量が明確なので、自分に適したカンナビノイドの量を調整することができるという点です。
CBNは心を穏やかにしたり睡眠の改善として人気の高いカンナビノイドです。CBNはTHCを経て作られる物質で(カンナビノイド生成のチャートをご覧ください)、THCの安らかな、心を落ち着かせる特性を保ちつつ、ハイになる効果を持っていません。
UKなど、国によっては規制物質となっていますが、日本では問題なく利用が可能です。
合わせて読みたいブログ記事: CBNとは?カンナビノールの解説
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CBCは、痛みの知覚に関係する体内の受容体にリンクしています。痛みや炎症に関係する領域で役立つカンナビノイドです。
まだ研究の少ないカンナビノイドの一つです。
上述のように、カンナビノイドは、人やペットに幅広い健康効果をもたらす可能性を秘めた注目に値する物質です。これらの魅力的な物質について、新しい研究が常に実施されています。これらの研究により、CBDとそのカンナビノイドの兄弟姉妹(そして母!)のウェルネス分野への可能性についてさらに明らかになり、CBDfxは研究による発見を最先端のウェルネス製品へとつなげていけるように努めていきます。
ぜひ、今後のCBDfx製品にも注目していただきたいと思います。
<原文>
WHAT ARE CANNABINOIDS?