CBDで頭が痛くなる?

CBDで頭が痛くなる?

みなさんはCBDで頭が痛くなったことはありますか?

CBDオイルは様々なよい働きが期待でき、安全な製品として多くの人に親しまれている、新しい分野のサプリメントです。副作用が少なく、過剰摂取になるには大量のCBDオイルが必要であり、過剰摂取による危険性はあまり問題視されていません(過剰摂取を推奨している訳ではありません)

でも、「その副作用とは何?」「誰にでも起こるの?」「どうすれば対処できるの?」などとわからない事が多いと思います。CBDオイルの摂取量を適度に保てば、副作用を経験する可能性は低いです。しかし、人によって副作用の出やすさが異なります。

例えば、一部の処方薬を服用している人は、CBDの副作用が出る可能性があります。具体的に言うと、抗うつ剤、副腎皮質ステロイド等の薬とCBDを併用すると、副作用のリスクが高まります。

もし今飲んでいる処方薬に「グレープフルーツと一緒に使用しないように」と注意書きがありましたら、かかりつけの医師にCBDオイルと併用しても大丈夫かどうか聞いてみてください。


CBDは頭痛を解消する?


CBDが作用する人間の身体にあるエンドカンナビノイドシステム(ECS)は、数十年前まではほとんど知られておりませんでした。そのため、CBDがどのような影響を与えるかどうかに関する研究は実施されておらず、現状では普段の利用者の経験値によって判断せざるを得ません。

今まで実施された臨床試験の中で、エンドカンナビノイドシステムが片頭痛の頻度と深刻さの軽減を助けることを示唆したものがあります(*1)。

CBDは頭痛を解消する手段にもなり得ます。片頭痛に苦しむ人の中にはCBDベイプペンを常備していて、場所を選ばずに使用できる簡単な頭痛の解消法として使っている人もいます。しかし一方で、CBDオイルを使って頭痛に苦しむ人もいるそうです。

CBDで頭が痛くなる。。。その原因は何なのでしょう?

 

今わかっているCBDの副作用は何?

CBDに関連した副作用の症状は数少ないですが存在します。副作用の中には、疲労感、食欲増進(もしくは食欲低下)、下痢の症状などがあげられます。

もしCBDを摂取することで不快感が生じる場合は、何が原因か見極めてみてください。自分の身体とそのCBD製品が合わなかったからかも知れませんが、CBDが効いていない理由は他にも多くのものが考えられます。

自分の処方薬を知ろう

CBDはTHCのように精神活性が高くありませんが、それでもCBDはあなたの心と身体に影響を与えます。CBDが作用する脳内の酵素は一部の処方薬が作用する酵素と同じです。もしも脳が処理する物質の量や種類が許容範囲を超えた場合、各物質の身体への影響が変化する可能性があります。

CBDオイルの摂取は処方薬の代謝にも影響します。普段の環境下ですと処方薬は特定の速度で代謝されますが、CBDはそれは遅く、または早くする可能性があるのです。

CBDオイルを摂取することで不快感が生じるようなことはあってはいけません。そのため、安全を第一に、CBD製品を摂取しても安全かどうかを見極めてください。配合成分を確認したり、かかりつけの医師に確認することが大切です。



摂りすぎないで!

ヘンプ由来製品はアメリカでは連邦法で合法化されたため、現在CBD製品は手が届きやすくなっています(注:アメリカのお話)。CBD使用時のリスクはあまり研究されていないため、CBDの必要摂取量よりも多く摂取してしまうことがあります。低品質のCBD製品の流出の懸念も含めてですが、自分の許容範囲を超えた使用はしないでください。



推奨する摂取量を守り、安全な摂取量を

一日CBDを10~20㎎の摂取量からはじめて、徐々に摂取量を増やしていきましょう。しかし、毎日100㎎摂取しているくらいのペースは良くありません。

もしかすると脳がもっとCBDを欲しがっていて耐性が付いているのかもしれません。その場合は、数日間使用を止めてから使用を再開するといいでしょう。

現在出ている研究の1つでは、CBDの摂りすぎ(毎日1500㎎くらい)は長期的な肝臓損傷を起こすかもしれないと示唆しています(*2)。毎日1500㎎くらいは過剰な摂取量ですので、もしCBDをこのくらい摂取している場合は使用を控えて下さい。

CBD製品は医薬品ではなくサプリメントのため、決められた摂取量がありません。自分に合った摂取量を探してみてください。

必要以上に摂取しないように心がけましょう。


自分の身体の変化に注意してみよう

THCと比べてCBDの精神活性が低いからと言って精神的な効果を感じない訳ではありません。もしCBDオイルをはじめて使用する際は、CBDの身体への働きに違和感を感じるかもしれません。CBDを使用して頭痛が生じる人は、このようにCBDが身体に働きかける感覚にとても敏感なのかもしれません。

CBDはTHCのような精神活性物質ではありませんが、精神状態にある程度影響する可能性があります。これはヘンプ製品に限ったことではなく、薬やサプリメントを新しく試す時に感じることがあるかもしれませんね。

以上のことから、少量のCBDからはじめることがこういった不快な症状を避ける方法の一つです。時々深呼吸をしてみてください。ストレッチや好きな番組を見てリラックスしてはいかがでしょうか?



高品質なCBD製品を選ぶ

品質の悪いCBD製品を買うことは決して良いことではありません。
安いCBD製品を見つけたからといって、従来のCBD製品の効果の全てが得れることは保証されません。製品を安く売っている業者はその利用者の体験の質をも下げているのです。
CBD製品のほとんどは健康へのリスクがありませんが、CBDがうまく働かないという事例も出てきているため、流行りものなだけで価値のない商品だと勘違いされがちです。


ヘンプが正しく栽培され、製品へと加工されることによって、利用者はその製品の最大の効果を得る事ができます。ヘンプはテルペンという香りの元となる物質を含んでいます。テルペンの種類によって匂いや味、効能が異なります。

安いヘンプオイルはテルペンを除去して単離したCBD(アイソレートCBD)を使用することで製品の価格を下げて売っている事が多いです。残念なことに、アイソレートCBDには

アントラージュ効果(相乗効果)があると言われる他のカンナビノイドが除去されています。

CBDは大麻草に含まれる多くの有用な物質の1つです。日本に輸入されているCBDfx製品の多くはブロードスペクトラムCBDオイルは、品質が高く、THCは非検出レベルです。



信頼できる業者を探そう


よいCBD製品を探す方法として、まず確認して欲しいことは、第三者機関が発行した成分分析表(COA)です。自社で出しているものではなく、第三者機関であることで信ぴょう性が高まります。

高品質な製品を提供してくれる、信頼のおける業者を見つけることでCBDをより有効的に利用することができるのではないでしょうか。

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原文:CBD101: CAN CBD OIL CAUSE HEADACHES?



*1:Clinical Endocannabinoid Deficiency Reconsidered: Current Research Supports the Theory in Migraine, Fibromyalgia, Irritable Bowel, and Other Treatment-Resistant Syndromes

Cannabis and Cannabinoid ResearchVol. 1, No. 1

https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/can.2016.0009

*2:Hepatotoxicity of a Cannabidiol-Rich Cannabis Extract in the Mouse Model

Molecules 2019, 24(9), 1694

https://www.mdpi.com/1420-3049/24/9/1694

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