べイプ業界に新たな警告?フィトールとは?
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2019年米国でべイプ製品使用による死亡事故が報告されてから、べイプ製品への安全性が注目されてきました。
重篤な健康被害をもたらしたのは、主にブラックマーケットで流通していた電子タバコ製品からみつかった「ビタミンEアセテート(トコフェロール酢酸エステル」という成分が原因である可能性が高いと示唆されました。
※ちなみに、ビタミンEアセテートは健康食品や化粧品としての利用は安全です。
Yahooニュースでも取り上げられていましたので、ご存じの方も多いと思います。
米国「電子タバコ」健康被害の容疑者「ビタミンEアセテート」とは何か
米国ではべイプ製品は発送についても細かい規制があり、べイプ製品を取り扱うCBD業者は頭を抱えています。
そんな規制の強化がみられるべイプ関連界隈で、健康にまつわる新たな警笛となり得る記事をみましたのでシェアさせていただきます。
米国大麻業界メディアサイトのLeaflyの記事です。
※ちなみにLeaflyのCEOはミヤシタ氏、日系の女性CEOです。
原文:What is phytol and is it safe to vape?
本記事で取り上げられた実験は、べイプ製品に添加物として配合される「フィトール(Phytol)」を吸引させたところ、ラットが数時間で死亡したというもの。
実験は、カナダ最大手の大麻企業キャノピー・グロース社によって実施されたものです。
大麻草にも少量含まれるジテルペンアルコールの一つで天然由来成分です。天然由来のフィトールは独特な香りがしますが、合成されたフィトールは無臭で、エモリエント剤、香料として化粧品にも利用されます。
べイプカートリッジ製造会社は、カンナビスオイルの希釈剤としてフィトールを配合している場合があり、安価であるため違法なブラックマーケットでもよく使われるようです。
実験方法は、ラットにフィトールまたはプロピレングリコール(PG)のエアロゾルを14日間吸引させたもの。フィトールを使用したラットは、死亡または実験継続が不可能で安楽死させたため、2日間で実験終了になったようです。
一方、PG使用群は14日間生存し、立毛、活動過多、呼吸過多がみられたが症状の持続はみられませんでした。
フィトール使用群のラットの解剖の結果、下記のような事実がわかりました。
実験報告書の原文:
14-Days Inhalation Toxicology Study in Male and Female Sprague Dawley Rats
実験のラットに使用したフィトールは、かなり高濃度が使用されており、通常のべイプ製品に当てはめてみると、30分で250回ほど吸ったほどの量になるとのことです。
では、人が使用するのに安全な濃度はどの程度なのでしょうか?
通常の使用量では、安全性は確立されているのでしょうか?
残念ながら、人に用いた実験データがないため、いずれにおいても安全性が担保できる濃度というものは明確に示すことはできません。
CBDfx本社に確認をとったところ、ビタミンEアセテートはもちろんですがフィトールについても、べイプ希釈剤として使用していないことを確認しました。
CBDfxべイプ製品は、植物性グリセリン(VG)とプロピレングリコール(PG)を希釈剤に使用しています。
重篤な健康被害をもたらしたのは、主にブラックマーケットで流通していた電子タバコ製品からみつかった「ビタミンEアセテート(トコフェロール酢酸エステル」という成分が原因である可能性が高いと示唆されました。
※ちなみに、ビタミンEアセテートは健康食品や化粧品としての利用は安全です。
Yahooニュースでも取り上げられていましたので、ご存じの方も多いと思います。
米国「電子タバコ」健康被害の容疑者「ビタミンEアセテート」とは何か
米国ではべイプ製品は発送についても細かい規制があり、べイプ製品を取り扱うCBD業者は頭を抱えています。
そんな規制の強化がみられるべイプ関連界隈で、健康にまつわる新たな警笛となり得る記事をみましたのでシェアさせていただきます。
米国大麻業界メディアサイトのLeaflyの記事です。
※ちなみにLeaflyのCEOはミヤシタ氏、日系の女性CEOです。
原文:What is phytol and is it safe to vape?
本記事で取り上げられた実験は、べイプ製品に添加物として配合される「フィトール(Phytol)」を吸引させたところ、ラットが数時間で死亡したというもの。
実験は、カナダ最大手の大麻企業キャノピー・グロース社によって実施されたものです。
大麻草にも少量含まれるジテルペンアルコールの一つで天然由来成分です。天然由来のフィトールは独特な香りがしますが、合成されたフィトールは無臭で、エモリエント剤、香料として化粧品にも利用されます。
べイプカートリッジ製造会社は、カンナビスオイルの希釈剤としてフィトールを配合している場合があり、安価であるため違法なブラックマーケットでもよく使われるようです。
実験方法は、ラットにフィトールまたはプロピレングリコール(PG)のエアロゾルを14日間吸引させたもの。フィトールを使用したラットは、死亡または実験継続が不可能で安楽死させたため、2日間で実験終了になったようです。
一方、PG使用群は14日間生存し、立毛、活動過多、呼吸過多がみられたが症状の持続はみられませんでした。
フィトール使用群のラットの解剖の結果、下記のような事実がわかりました。
実験報告書の原文:
14-Days Inhalation Toxicology Study in Male and Female Sprague Dawley Rats
実験のラットに使用したフィトールは、かなり高濃度が使用されており、通常のべイプ製品に当てはめてみると、30分で250回ほど吸ったほどの量になるとのことです。
では、人が使用するのに安全な濃度はどの程度なのでしょうか?
通常の使用量では、安全性は確立されているのでしょうか?
残念ながら、人に用いた実験データがないため、いずれにおいても安全性が担保できる濃度というものは明確に示すことはできません。
CBDfx本社に確認をとったところ、ビタミンEアセテートはもちろんですがフィトールについても、べイプ希釈剤として使用していないことを確認しました。
CBDfxべイプ製品は、植物性グリセリン(VG)とプロピレングリコール(PG)を希釈剤に使用しています。